避妊の歴史について

古代の避妊

避妊は古来から行われてきた事です。古代での避妊法では、呪術師の呪文や薬草等が利用されていました。ただ避妊と言うより堕胎の面が強かったみたいです。また、性交中に精子を外に出す性交中絶法という方法も行われていました。勿論この方法ではキチンとした避妊とはいえなかったでしょう。また、中国では植物を利用した、避妊薬を発明していたという書物も有ります。また古代エジプトで有名なクレオパトラは、オリーブオイルと鉛を利用し、子宮の入り口をふさぐ避妊方法を行っていたと言われています。これはペッサリーなどの子宮の入り口を塞ぐ避妊方法の原型ともいえます。

 

 

近代の避妊

近代の避妊方法はマーガレット・サンガー女史の活動によってスタートしました。当時の米国では望まない妊娠が相次ぎ、妊娠に悩む女性の多さや、中絶によって命を落とす女性などの問題が多発しました。当初はペッサリーの使用や洗浄法などを指導した方法でした。しかし、考えた通りに一般化しなかったみたいです。その後に、マーガレット女史は、あるパーティで「ピルの父」とも呼ばれたグレゴリー・ピンカス博士と出会い、ピルが誕生する事となりました。二人が追い求めた薬は安全で確実な避妊方法を目的としたもので、内服によって行える避妊方法の開発でした。

お薬レスキュー119 ホームへ

 

世界各国の色々な避妊方法

世界各国でも色々な避妊法が利用されています。妊娠は精子と卵子が出会い、受精する事によって起こるため、それを阻害するような避妊方法や、排卵が起こらないようにするピルなどの方法があります。避妊方法は大きく分けて2つの方法に分けられます。
一つ目は、妊娠の仕組みを利用した従来より利用されている方法で、精子が膣内に入らないようにするコンドームやペッサリーです。二つ目はは膣外射精を行う、性交中絶法です。一つ目の方法は道具を利用し、精子と卵子が接さないようにしているのに対し、性交中絶法は確実に避妊できる方法とは言い切れません。また、これらの方法では、ペッサリー以外は男性側の協力が必要不可欠です。コンドームによる避妊は日本でも使用率が最も高く、正しく使用すれば避妊効果が高い方法ですし、性感染症も予防できる良い方法といえます。精子が子宮内に入り込まないようにする他の手段としては、殺精子剤の利用も効果的です。ただ、挿入するタイミングがずれたり、膣内の不快感を訴える場合も少なくありません。単に洗浄しただけでは、精子を全て排出する効果は望めないでしょう。他にも昔から行われてきた方法としては、オギノ式避妊法があります。排卵日を予測し、受精する確立の高い日を避けて性交を行うという方法です。これも時としては、月経周期がずれたり、精子が思ったより長生きするなど確実とまでは言えません。そこで、科学的な方法でホルモンの働きを抑制し、排卵を調節することによって非常に高い確率で避妊することが出来るのがピルです。黄体ホルモンと卵胞ホルモンを配合した薬を規則正しく服用し、排卵が起こらないようにコントロールします。日本ではまだまだ利用率は高いとは言えません。その他、世界では黄体ホルモンを注射するという避妊方法も行われています。子宮内に避妊具を装着する方法では、中国ではメジャーな方法です。他には、確実な方法として卵管を切除したりする外科的な避妊方法もあります。

安心安全のピル通販

 

日本でのピルの歴史

低用量ピルがアメリカで承認されてから約50年、日本で1999年に承認されてからすでに20年近くが経過しています。2008年に厚生労働省が実施した「第4回男女の生活と意識に関する調査」の調査によれば、現在日本でピルを服用している女性は約3.0%(82万3千人程度)と推計されていますが、「将来は使いたいが、今は使えない」までを加えますと19.2%(527万5千人程度)に上ることが明らかになっています。それとは別に、2009年、OC情報センターがピルの利用者を対象に行った調査では、ピルを利用している女性の満足度は非常に高く、「満足している」「まあまあ満足している」を加えると95%を超えると言われています。「副作用が不安」「毎日服用しなければならないのが面倒」「ピルを飲むと太るかも」との服用前の心配が無くなり、「避妊効果が確実」「月経痛が軽くなった」「月経が周期的になった」「出血量が減った」などと日常生活の中での実感が勝っているようです。しかしながら、残念なことに、ピルの服用には今なおマイナスイメージが根強く残っているみたいです。これは恐らく日本での偏った性文化、性教育によるものだと考えられます。