中用量ピルとは

ピルの「用量」とは、含まれている卵胞ホルモン=エストロゲンの量のことを言っています。 中用量ピルに含まれるエストロゲン量は0.05mgです。この数値を基準とし、これより多いものが「高用量ピル」、少ないものが「低用量ピル」と呼ばれています。

 

 

どんな時に中用量ピルをつかうの?

避妊薬として服用

避妊目的として服用する場合は、2通りの使用方法があります。 低用量ピルのように使う場合は、1日1錠、21日で1シート服用します。飲み始めは低用量ピルとはちがって、生理の5日目からになりますので注意が必要です。。 低用量ピルのように使う場合は、エストロゲン量が低用量ピルを上回るため、飲み忘れによって効果がなくなる心配が、低用量ピルよりも低くなるのがメリットです。その代わり、吐き気などの副作用は強めと言われています。

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生理日の移行

中用量ピルの、現在の最もポピュラーな使い方は「生理日をずらす」ために服用する方法です。 大事なデートの時や旅行、会合の時などに生理がきてしまい、不快な経験をしたことのある方は女性であれば皆さんあると思います。スケジュール予定にあわせて中用量ピルの活用で、快適な日常生活を過ごせるようになります。ただし、この場合は病気ではないので病院処方だと保険は適用されません。生理予定日をずらしたい日の最低1~2ヶ月前に飲み始める必要があるので、予定日の直前ではなく計画的に服用するようにして下さい。

 閉経後の骨粗しょう症の予防として

卵胞ホルモン=エストロゲンは骨の形成にも深く関わりがあります。 女性は閉経後にエストロゲンが減ることによって、骨粗しょう症になりやすくなると言われています。そのため、骨粗しょう症の治療としてエストロゲン補充療法が行われることがあり、中用量ピルは往々にして閉経後の骨粗しょう症治療薬として使われています。

生理不順や月経トラブル

もうひとつの特徴は、女性ホルモンを整えるための治療です。具体的には、生理トラブルの改善や、不妊治療にも使われています。 避妊にも不妊にも使われるというと、不思議に思う方もいるかもしれませんが、どちらも体内の女性ホルモンの状態を整えることで、目的の状態に持っていくことが可能ということで、不思議なことではありません。不妊治療で使われる場合は、子宮内膜の維持や、受精卵の着床を助ける役割をします。

 

中用量ピルの飲み方

低用量ピルのように1日1錠

低用量ピルの飲み方と一緒で、1シートを1日1錠ずつ飲みます。 特徴的な違いとして、飲み始めが生理の5日めからとなります。次のシートは「次の生理の5日目」からです。 低用量ピルと同じように21日飲んで7日間の「休薬期間」を設ける方法でも間違いではありませんが、その場合は生理に似た「消退出血」が長期間続いてしまう可能性があります。 含まれている有効成分=女性ホルモンの量が、低用量ピルより多いため、飲み忘れによる避妊効果への影響に関しては、中用量ピルの方が心配が少ないと言われています。

緊急避妊薬として

プラバノールの場合は、失敗と思われる性行為から72時間以内に2錠、その12時間後に更に2錠飲みます。これは「ヤッペ法」と呼ばれる緊急避妊法です。ただ、緊急避妊に関しては、1回の服用で済む「ノルレボ錠」によるノルレボ法が、現在は世界的な主流になっています。ただ、こちらはヤッペ法の約3倍程度と費用が高めのため、利用し易い方でよいでしょう。

 

中用量ピルの副作用

中用量ピルの副作用は、大きく分けて以下の3種類の副作用がある場合があります。

マイナートラブル

マイナートラブルとは、ピルの服用によって起こるつわりに似た症状のことです。ピルは女性ホルモンを体に取り入れることによって体を妊娠中と同じホルモンバランスにします。それに伴って、つわりに似た症状が起こるのです。 “吐き気、嘔吐、不正出血、生理時の出血量の変化、腰痛、肩こり、乳房の張り、血圧上昇、下痢、便秘、眠気、神経過敏、などが具体的な症状です。これらは中用量ピルに体が慣れてくると、自然に治まってきます。 普通ならば2か月目辺りで治まってきますが、副作用が長く続くようでしたら医師に相談して、処方薬を変えてもらうことを検討してみて下さい。

 

 

にきびと体重の増加

中用量ピルは「体を妊娠時のホルモンバランスにする薬」であるため、妊娠中と同様、食欲が増す場合があります。そのため「中用量ピルは太る」と感じる方もいるようです。しかし体質による差があるため、全く食欲増進しない人もいます。 従前の高用量ピルの時代と異なり、現在の中用量ピルでは特に気にする必要はないと思います。同じように、にきびが気になる人と全く気にならない人がいます。 中用量ピルの服用を始めてから、どうしても気になるようなら医師に相談してみましょう。

 血栓症

ピルを服用する上で最も心配な副作用は血栓症です。 血栓症とは、分かりやすく言うと、血管の中に血の塊が出来てしまって、それによって血の流れが詰まってしまう症状のことです。 何故ピルを飲むと血栓症になることがあるのかというと、体が妊娠中の状態になるためです。具体的に言うと、妊娠は出産を控えている状態ですから、出産で大量の出血が必要となるため、妊娠中は出血を抑えるため、血液が固まり易くなるのです。血栓症は、初期の段階で対処することが重要です。以下のような症状が出たら、直ちにピルの服用をストップし、早急に医師に相談しましょう。 特に、今までそんなことなかったのに、ピルを服用するようになってから急に脚がつるときは要注意です。その他の症状としては、 目のかすみ、めまい、激しい頭痛、脚がつりやすい(主にふくらはぎ)、舌がもつれ易い、鋭い胸の痛み、息切れ 等です。血栓症は、生活習慣を整えることで予防することが出来ます。 喫煙者でしたら喫煙を止め、積極的に水分を補給し、普段からの軽度の運動を取り入れてみましょう。

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中用量ピルの病院処方

中用量ピルを処方してくれる病院は、婦人科・産婦人科となります。家から楽に通院できる病院で、処方があるかどうか調べてみましょう。 継続して服用する場合は、通院場所はとても重要なポイントです。

病院処方の場合は、薬をもらう前に簡単な検査がある場合があります。検査内容が多くて細かい場合は、検査料が掛かってしまいます。そして避妊目的の場合は保険が効かず、自由診療の扱いになってしまうので、値段に違いが生じてしまうのです。 病院で処方してもらうことの良い所は、何といっても専門家である医師の意見をしっかりと聞けるということです。飲む前の注意点はもちろん、飲み始めてから分からないことや心配なことが出てきても、すぐに医師に相談し、指示をもらうことが出来ます。

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